Excel2010:最大化で起動できない

気がつけば、Excel2010が最大化の状態で起動できなくなっていました。

最大化の状態で終了させてすぐ起動し直してもだめ。
ショートカットのプロパティで「実行時の大きさ」を「最大化」に設定してもだめ。
レジストリの HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Excel\Options\Maximized を「3」(最大化)にしてもだめ。

ネット検索で見つけた Microsoft Answers の Excel2010実行時の大きさ=最大化にしておいても最大化しません。 を元にひとつずつ確認していくと、どうやら C:\Users\(ユーザフォルダ)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART フォルダにスタートアップマクロが格納されていると起動時に最大化の状態にならなくなるということがわかりました。


再現手順はいたって簡単。
マクロの記録を個人用マクロブックに行うだけで、この現象は発生します。

私はExcelでの作業効率化ミニマクロ集をスタートアップとして XLSTART フォルダに入れてありますので、ずっと最大化で起動できない状態でした。
今まで原因がよく分からなかったので、起動してから Alt+Space → 「X」でいちいち最大化していたのでした。

急ぎの作業の時なんかは、これ、けっこうわずらわしいです。
かといって、スタートアップマクロをあきらめることもできません。

ということで泣きそうになりながら解決策を探したところ、マイクロソフトサポートオンラインで マクロを含んだ特定の Excel ファイルが XLSTART フォルダーに置かれている場合、Excel 2010 が前回終了時のウィンドウ サイズで起動しない というビンゴな文書を発見しました。

さて解決策は、

スタートアップマクロの隠してあるワークシートを表示させる。

ってだめじゃん!
使いもしないワークシートが毎回毎回起動時に表示されたらうざったくってかないません。

Excel アドインであれば C:\Program Files\Microsoft Office\Office14\Library に放り込んで有効にすることで回避できます、ってのも書いてありますが、私が使いたいのは Excel マクロファイル(VBA、.xls / .xlsm / .xlsb)です。Excel アドイン(.xlam)ではありません。
ものは試しと .xlsb ファイルを Library フォルダに入れてみましたが、やはりExcelアドインだとは認識してもらえませんでした。

なんとか Excel マクロファイルをまっとうに使えるようにはできないだろうか。

とじたばたいろいろ試してみたところ、マクロファイルをアドインファイルとして保存してしまえばいいということがわかりました。


つことで、以下、設定手順。

(1) マクロファイルが XLSTART フォルダにある状態で、Excel を起動する。

今回はこの作業手順を説明するために、個人用マクロブックを作ってみました。
C:\Users\()\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART フォルダに、PERSONAL.XLSB というファイルができあがっています。

この状態で Excel を起動すると、自動的に PERSONAL.XLSB が読み込まれます。

Alt+F11 を押すと VBA の IDEが起動しますので、PERSONAL.XLSB が読み込まれているかどうかを確認することができます。

(2) マクロファイルを Excel アドイン として保存する。

PERSONAL.XLSB が読み込まれていることを確認できても、表示されない状態では保存操作ができません。
そこで、まずはリボンから [表示] → [再表示] とクリックして、「ウィンドウの再表示」ダイアログを表示させます。

[表示するブック] から PERSONAL.XLSB を選択して [OK] をクリックすると、見えなかった PERSONAL.XLSB が表示されます。

表示さえすればこっちのもの。
リボンから [ファイル] → [名前を付けて保存] で「名前を付けて保存」ダイアログを表示させ、PERSONAL.XLSB を「Excel アドイン」(.xlam) として保存します。

[ファイルの種類]から「Excle アドイン (*.xlam)」を選択してやると、

ファイル名の「PERSONAL」はそのまま、拡張子だけが「.xlam」に変化します。
また、保存先が C:\Users\(ユーザフォルダ)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART ではなく、C:\Users\(ユーザフォルダ)\AppData\Roaming\Microsoft\AddIns に自動的に切り変わります。

あとは、[保存] をクリックしてやれば OK です。

(3) Excel アドインを有効にする

あとは、(2) で保存した Excelアドイン(元個人用マクロブック)を、Excel の起動時に読み込んで動作するように設定してやれば完了です。

リボンから [ファイル] → [オプション] → 「Excelのオプション」ダイアログ表示 →

→ [アドイン] → [管理] で「Excel アドイン」を選択 → [設定...] ボタンをクリック。

これで、「アドイン」ダイアログが表示されます。

[有効なアドイン] に 「Personal」が表示されていることを確認し、チェックをつけて [OK] を押します。

(4) 確認

作業が終わったら、きちんと設定されているかどうかを確認してみましょう。

もう一度リボンから [ファイル] → [オプション] → 「Excelのオプション」ダイアログ表示 → [アドイン] と進んで、今設定した PERSONAL.xlam が「アクティブなアプリケーションアドイン」として表示されていれば成功です。

では、実際に最大化で起動できるかを確認します。

一度、Excel を最大化の状態にしてから終了します。

おっと、ここで C:\Users\(ユーザフォルダ)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTARTの中身をすべて削除することを忘れないでください。

で、再度 Excel  を起動して、最大化の状態で起動できれば OK です。

2 コメント

  1. Oops より:

    なんか Excel2010って意外と面倒くさいですね

  2. さるべーじ より:

    めんどくさいですよねー。

    主にセキュリティの向上(これはユーザから突き上げ食らっての対処)とSharePointへの親和性の向上(これはBIベンダーへのアプローチ)の2点が仕様変更の理由、

    加えてあちこち動作が不安定なところもあってもう(;-;)。

    もちょっと動作の安定と各種情報の流通を望みたいところです。

    Office365もどこまで期待していいのかなあ…。

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