(185) 電子申告2009

今年もやってまいりました確定申告。

去年から私は Web 版 e-Tax の電子申告でトライしているわけですが、去年はシステムの出来が悪すぎてもーむっちゃ大変な思いをしたわけです。

なんせひととおり入力するのに、4種類の入力形式を乗り越えなければならなかったもんで。
Java と JavaScript と Flash もあったっけ、あと PDF 入力。

Web サービスでプラットフォームを全然統一していないのは非常に使いにくいですし、PDF 入力画面なんかブラウザとは別に Adobe Reader 単独で起動してオプション設定しないと中のプログラムが動かず、単に入力原票の印刷画面にしか見えなかったり。

e-Tax ソフト(ダウンロード→インストールのクライアントソフト)だったらもうちょいまともだったのかもしれませんが。
去年のシステムで Web からの申告に成功した人は果たしてどれだけいたのかなーと大変疑問だったりもするわけです。

そんな経験から、今年は。
つーか今年も。Web からの申告にトライしてみました。はたして改善はなされているのか?

結論から言えば、なんとかふつーに登録→送信ができました。
去年キツかったプラットフォームも、今年は JavaScipt に統一され、かなりマシになりました。
ページによって入力フォントが違うなど「開発元が複数で分担している」雰囲気はまだほのかに残っていますが、エラーチェックのタイミングやメッセージの出方はだいたい統一取れていました。

今年のWeb版で戸惑ったのは、以下の 5 点。

(1) 入口がわからない。
(2) どことどこを入力すればいいのかすっごくわかりにくい。
(3) 入力データの保存と申告データの保存は違うもの。
(4) 電子証明書の再登録機能が見つからない。
(5) 結局健保・年金の控除証明は郵送なのか?

以下、詳細。

(1) 入口がわからない。

電子申告のスタートページは

  【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

なんですが、ここからWeb申告するのにどこをクリックしていいのかわかりません。もー e-Tax ソフトを使うのが前提のデザインになっちゃっています。
正解は、「確定申告特集」というでっかいバナー。いやそんな文言でそこが入口だとは思いませんよふつー。

(2) どことどこを入力すればいいのかすっごくわかりにくい。

バナー→確定申告書等作成コーナー→平成 20 年分の作成コーナー:作成開始、とページを進めていくと、「利用する作成コーナーを選択してください」って選択肢が出てくるんですが、どれを選べば何ができるのかわかりません。

結論。1 千万未満の売上のみが収入の私の場合は、

  1. 選択肢 2 の「青色申告決算書・収支内訳書」で申告データを作成し、
  2. 選択肢 1 の「所得税の確定申告書」で申告書を送付。

という手順でした。
こっちは「申告するためには何をすればいいか」という手順で考えるんですが、Web 設計は書類基準になっているために、手書きで提出する場合の書類と Web ページ上での作業内容が頭の中で結びつかず混乱するんですね。
作業チャートでも提示すればいいのに。

(3) 入力データの保存と申告データの保存は違うもの。

申告データを作成中、ほぼすべての画面に「入力データの保存」というボタンがあります。
でもって、最終ページには「申告データの保存」というボタンもあります。
これ、どっちも保存しとかないと後で全部入力し直しになるハメになることがあります。
で、データの読み込み画面の説明ではどのデータを読み込ませていいのかわかりません。
保存できるデータは全部保存しておき(最終的には決算書用.data 、申告書用.data 、.xtx の 3 つができるはず)、片っ端から試すしかありません。
わかればこの時はこれ、ってわかるんですけど、画面の説明からではまず見当がつきません。

(4) 電子証明書の再登録機能が見つからない。

私は去年引越したために、住基カードの中の電子証明が失効してしまい、先日再発行してもらったわけです。
したっけ申告データを送信して初めて「登録されている電子証明と違います」ってエラーで受け取り拒否されることが判明しました。

電子証明の再登録がどこからできるかさんざん探したんですけどどーしても見つからず、やむをえず e-Tax ソフトをインストール、電子証明の初期化→登録をやり直しました。
いやソフトの方も、電子登録がメニューではグレーアウト、サイドバーのメニューからは選択可、というなんとも不思議な動作をするんですけれども。

しゃにむに終わらせてからもう一度 Web ページのシステムの方を眺めていたら、書類の選択時→初期の確認事項の 2 ページ目「電子申告を行う際の確認事項(登録編)」で、「電子申告( e-Tax )に次の登録が済んでいる(初期登録済みである。)。 」にチェックをつけなければ電子証明の登録画面までたどり着けることがわかりました。
これもまったく説明なし。その画面まで行って初めてできることがわかるという、なんという隠し機能。

(5) 結局健保・年金の控除証明は郵送なのか?

電子申告では基本的に添付書類の送付を省略できるはずなんですが。
「申告書B」の入力画面で「社会保険料控除」を入力しようとすると、「国民年金保険料及び国民年金基金の掛金について、この控除を受ける場合は、「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」を申告書に添付するか又は申告書の提出の際に提示が必要となります。」と赤太字で表示されます。

そんなもんは初耳で、実際 e-Tax や国税庁のページでそのあたりに言及しているページはまったく見つかりませんでした。
(どこかに書いてあるのかもしれませんが、サイト内検索で見つからないので、税務の素人にはこれ以上探し出す方法がありません。)

ここは問い合わせるべきだったんでしょうが、日曜の夜中ではどうにもなりませんでした。
結局、社会保険料の控除はあきらめてしまいました。


去年よりはかなり使いやすくなってきた、という印象です。
まだわかりにくい部分もありますが、この 1 年でそうとう中の人が頑張ったような気がします。

来年はもう少し事前情報を蓄えた上で、問い合わせができるよう期限の 1 週間前には始めてみたいと思います。
 

2 コメント

  1. さるべーじ より:

    あ、あと。今年はアンケートの書式が充実していました。

    去年は確か数百文字までの TextBox1 個でぽん、だったんですが、今年は「この点はどうだったか」「あの点はどうだったか」と何ページにもわたる質問と、その質問ごとに100 文字まで書ける TextBox てんこ盛り。

    具体的な不満や改善希望点を、ちゃんと伝えられるようになったのは、納得感として大きいです。

    ついでに。

    電子申告周りで検索かけると、税理士のサイトばかりヒットします。
    税理士は税理士の名前で顧客の申告代行を行う権限を持ってまして、効率的に申告をさばくとか税務署から e-Tax の使用をお願いされるとかでけっこう真剣に取り組んでる方がいらっしゃるんですが。

    税理士と本人申告では操作や入力項目が違うので、実はあまり情報が役に立たなかったりします。(;-;)

    本人申告する人たちにももっと声を上げてもらいたいところですね。

    さらにちなみに。

    話が前後しますが、e-Tax の使用件数/使用率は、国税庁としては上げていかなきゃならないもののようです。
    だからまとめて件数を上げられる税理士にお願いかけたりしてるんでしょうね。

    これはもうこっそりなんてレベルではなく、e-Tax のメインページから年ごとの使用件数の推移を表にして提示しているあたりで、真剣さというか切実さというかなんかそのへんが伝わってきたりもします。

      e-Taxの利用件数

    まだ3/2現在までの推移しか公開されていませんが、明日いっぱい(申告期限)までにもう100~200万人ほど伸びそうな感じです。

    さらについでに。

    国税だけではなく、地方税も電子申告できる仕組みがあるようです。

      eLTAX(エルタックス):地方税ポータルシステム

    私は所得税に連動する住民税くらいしか払わないので今んとこあまりお世話になるチャンスはなさそうですが、県と市町村へそれぞれ申告する手間が省けるだけでもツカエるサービスかもなーという気がします。
    チャンスがあったらトライしてみよー。

  2. さるべーじ より:

    なんか悔しいというか納得いかんというかすっきりしないので、「国民健保/年金の控除証明提出」について税務署に電話で確認してみました。

    で、やっぱ郵送が必要みたいです。
    電子申告完了時にできる申告書PDFを印刷し、それと各控除証明(またはそのコピー)を併せて担当の税務署宛郵送ということでした。
    申告期限日までの消印であれば、到着日が期限日以降でも有効だそうです。

    しまったおいら今晩の帰りは真夜中だぜっ。
    やっぱ今年の社会保険控除申告はあきらめだなー(;-;)。

    そいえば、国民年金の控除証明は届いているけど、健保の方は覚えがないなあ。
    来年以降のために、ちょっと今のうちに確認しておくことにします。

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