(20) OfficeSP1ですぜご主人様
河端善博 ブログ / SQL Server / PASSJ の昨日のエントリ 2007 Microsoft Office System SP1 は、Whitepaper 必読 で知ったんですが、2007OfficeのServicePack1が、どうも本日提供開始されたらしいです。
2007 Microsoft Office System Service Pack 1
まだ日本語版の詳細な情報が出ていない中、混乱状況も含めて河端さんがエッセンスをまとめてくださっていますので、上記エントリにざっくり目を通しておくといいと思います。
IME回りでのSP1のポイントは2つ。
- 「MicrosoftUpdateの重要な更新」として自動的に適用されてしまう。
- 学習結果データが初期化されてしまう。
っておいっ!まずいよこれ!
学習結果が消えちまうことを良しとしない人はこの更新かけちゃいかんじゃないですか。
私が今イジっているこのマシンでも、Windowsを終了させようとすると「コンピュータの電源を切る」ダイアログに「重要な更新」自動インストールマークがついているじゃありませんか。
これ、やっぱOfficeSP1だろうなー。
でもこれ「重要な更新」の内容を確認する手段がないので、あててみなけりゃわかりません。でもって何だかわからないままにあてたっけ学習結果リセット。
なんだか逆上者多数になりそうな気がするんですけど、ほんとにいいんでしょうか。
アップデート内容については上述説明ページ最下のリンク ホワイトペーパー :2007 Microsoft Office System Service Pack 1 (英語) (word ファイル) (日本語版近日公開) の中で、
General Performance Fixes
Applications in the 2007 Office system work more effectively with the Japanese IME released by Microsoft, especially when inputting Japanese characters and converting those characters to kanji. In addition, computers that simultaneously run the Japanese IME and a security solution no longer use up to 100 percent of CPU resources.
と説明されているわけですが、私の語学力ではよくわかりません。
CPU使用率を最大100%にすることで動作効率を上げた、とか言ってるように思えるんですが…。
たぶんこれあたっちゃうんだろーなーということで、どうせならSP1の適用前後で何がどう変わるかを確認してみることにしました。
まずは更新再起動の前に、現状の各IMEモジュールのファイルバージョンをチェック。
私はKB938574までしかあてていないので、ファイルバージョンの最新は12.0.6023.5000になっているはずなんですが、
Imjpapi.dllが12.0.6028.5000!?
あれっ、いつの間にKB939601あてたっけそんな覚えは。
あわてて「プログラムの追加と削除」で調べてみたら、
あらー。2007.07.22のGrrove2007、2007.10.18のExpression Webで見事にあたっておりました。油断ならんなーほんと。
では、一度Windowsを終了→「重要な更新」をかけてみることにします。
って、あれ?10個の自動更新中2007Office周りのは「Outlook迷惑メールフィルタ」の更新だけだなー。
念のためMicrosoft Updateで確認して…ああ、あったあった。
このまま何日か放置しておけば自動更新かかるのかもしれませんが、少なくとも私のマシンへの今日段階での自動更新には含まれていなかったようですね。
でもって、サイズ!611MBもありますよ河端さん!
でも実際にダウンロードが開始されると293MBとか言ってきていますよ!
もう何がほんとでどれが嘘なのか私にはわかりませんよ!
なんか提供サイドもあわただしいような混乱っぷりだなー(^^;)。
てことで、手動であててみました。
結果。
おお、ちゃんとExcelのバージョン情報に「SP1」って表示されてます。

IME2007のバージョンも 12.0.6211.1000 に上がっていますね。
構成各ファイルのファイルバージョンは、
| KB938574 | KB938892 | KB939601 | SP1 | |
| Imecfmp.dll | 12.0.4518.1014 | 12.0.4518.1014 | 12.0.4518.1014 | 12.0.6211.1000 |
| Imelm.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imepadrs.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imepadsm.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imepadsv.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imetip.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjkapi.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjp12.ime | 12.0.6023.5000 | (記述なし) | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjp12k.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpapi.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpcac.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpcd.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpclst.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpcmld.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpcmmp.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpcmnt.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6026.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpcmws.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpcus.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpdadm.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpdapi.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpdct.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpdctp.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpdsvr.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpdw.grm | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 |
| Imjpex.grm | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 |
| Imjpgn.grm | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 |
| Imjpklmg.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjplmp.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpmgr.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpnc.grm | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 |
| Imjppdmg.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjppr.grm | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 | 12.0.1506.1000 |
| Imjppred.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjprmzb.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpskey.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpskf.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpst.dic | 12.0.1523.1000 | 12.0.1523.1000 | 12.0.1523.1000 | 12.0.1523.1000 |
| Imjptckt.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjptip.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpuex.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjpuexc.exe | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
| Imjputyc.dll | 12.0.6023.5000 | 12.0.6023.5000 | 12.0.6028.5000 | 12.0.6211.1000 |
てなところです。
うーん、辞書はそのまま、プログラムは総とっかえというよりバージョン合わせて1セット丸々ビルドし直しという感じですね。
なんとなく今までよりも極端に反応速度がよくなっているような気がします。
いやなんかこれマジでスゲぇかも。
あれ、学習効果もそのまま残っているような気がするなあ。
単語登録なんかしていないんですが「スゲぇ」なんてふつーはあり得ない単語が今までどおり一発で変換できますよ。
キー設定を「ユーザー定義」にすると半角・全角キー単独でのIME On/Offが効かなくなるとか、「自動変換を行う時の未変換文字列の長さ」を「長め」にすると変換工法が表示される直接入力文字列→第一候補で確定されるとか、「変換後に文字単位での編集」を「常に行う」にすると入力途中でカーソルが変なところに移動してしまうとか、なあたりは残念ながら改善されてはいないようです。
それでも、「自動変換を行う時の未変換文字列の長さ」を「長め」にしても変換レスポンスが速い。2003に比べて一瞬もったりするかな?という程度で、私としてはイライラ感がかなりなくなりました。
調子に乗ってOutlook関係の辞書も再登録してみましたが、変換レスポンスにはあまり影響しないようです。特に遅くなるというようには感じられていません。
このあたりはもう少しいろいろ入力し続けてみながら観察していきたいと思います。

General Performance Fixes は「セキュリティソフトとIMEを同時に使った時にCPU利用率が100%になる問題を修正」という感じでしょうか。
私のマシンには統合セキュリティスイートは入っていないので重くなっていなかったのかもしれません。SP1を私のマシンにも入れてみます。れっつ人柱。
> セキュリティソフトとIMEを同時に使った時に
おーなるほど。ありがとうございます。
「CPU使用率100%」は一部でかなり憤慨して語られていたんですが、私の環境では再現できないでいたのでした。
一応ウィルスバスターが仕事場のにも自宅のにも入っているんですが。
> れっつ人柱。
何かありましたらお教えください(^^;)。
よろしくお願いいたします。
さるべーじさん, 詳細な評価ありがとうございます。
学習情報の初期化は、辞書になんらかのエラーがあった場合に、修復されるようです。
先日提供された IME2007 修正プログラムを提供していると、そのときに修復されている可能性が大きいようです。
> 詳細な評価ありがとうございます。
いえいえ、こちらこそ迅速な情報提供をありがとうございます。
で、学習評価の初期化についてなんですが、確か KB938892 だったかのあたりで(うろ覚えです)「学習情報の保存フォーマットを変えたので、強制的に初期化される」という話を聞いたんだったかどこかで読んだんだったかな覚えがあります。
ので、以前のパッチをあてていない環境でSP1をあてた場合に、同梱されている過去パッチが学習情報のイニシャライズをかけてしまうんではないでしょうか。
この裏を取りたくて先日から元ネタを探しているんですが、どうにも見つからないでいまして、上記本文での言及とちょっとペンディングしていたんです…。
さるぺーじさん:
IME学習情報初期化 は、ご指摘のとおりです。
現在、サポートにて、適切な情報提供をお願いしております。
※情報が更新されしだい、ブログで紹介しようかと思っていました。