(11) IME2007都市伝説
相変わらず悪評絶えないIME2007なわけですが、そのすべてがほんとーだとは必ずしも限りません。
また、MS-IME2007で「うん」と「うんうん」の『読み』を同一とみなす不具合で登録不可のため、以降はそちらに合わせて「うん」のみに統一します。
例えば、三菱重工という有名な会社があります。
この単語の「読み」をつくる場合、
「みつびしじゅうこう」
「じゅうこう」
などが考えられますが、「みつびしじゅうこう」は登録できません。
なぜなら「じゅうこう」で登録したので、登録済みとなるのです。
なんて話を見かけたんですが、実際にやってみると

…ちゃんと両方登録できちゃうんですね。
もっと言っちゃうと、絵文字はともかく「三菱」「重工」はもともとシステム辞書に初めから入っていますので、そもそもなぜ登録しようとしたのかの意図が不明になってしまうわけです。
さて、このような風評がどうしてできてしまったのかと考えてみるに。
まずこれ、たぶん誰かがほんとに登録できなかったことがあるんではないかと。
でもってそれは特定のβ版での動作だったのではないかと。
最初にその情報が提供公開された時点では正しかった、のではないかと。
提供公開された時点では、あるいはβのビルド番号まで併記されていたのかもしれないと。
しかし、だ。
正式に提供された製品版では、この不具合はすでにFixされていたのではないかと。
β版の辞書では登録されていなかった「三菱重工」も製品版辞書には登録されていたのではないかと。
一方でこの情報はビルド番号などの情報が抜け落ちながら転記され続け、精度も鮮度も落ちてしまった現在でも亡霊のようにさまよってしまっているのではないかと。
私としてはそんなふうに推測してみたんですがいかがでしょうか。
まぁ営業戦略的な要素もあったんではないかと思われる公開βを出した時点で、製品版とは異なる評価が伝搬していくことは避けられないことだったでしょうし、当然マイクロソフト社もそのへんのリスクは織り込んでいただろうと思いますので、ある程度いたしかたないんでしょうけれども。
実際に作っている面々としては、「発売までにちゃんと直したのにー」とか悔しい思いをしているのかもしれません。
同じ作り手のハシクレとしては、ちょっと心痛む状況ではありますね。
