(7) 2007Officeリリース開始
2006.11.9、2007Officeの発売日がマイクロソフト社から公式にアナウンスされました。
「Microsoft(R) Windows Vista(TM)」開発を完了、
「the 2007 Microsoft Office system」と共に
一般向けに2007年1月30日(火)に発売
このプレスリリースはWindowsVistaが主眼なんですが、まぁ2007Officeも同時に語っちゃってるよ的な方向で。
で、状況としては現在開発が完全に完了(RTM)、現在出荷に向けてがっちょんがっちょん工場で生産されている最中だと思われるわけですが。
Hiroyasu Kitagawa’s Blog の The 2007 Office System、MSDNサブスクライバー ダウンロード サイトで提供開始 によると、一部のmsdnサブスクリプション(たぶんOfficeまで提供対象になっている奴)ではすでに提供が開始されています。
msdn契約をするとmsdnサブスクライバという専用サーバから各種提供物をダウンロードできるサービスが使えるようになるんですが、ここに2006/11/12(現地時間。日本時間では2006/11/13)、各国語版の2007Office Professional Plusとその他単品がアップされました。
たぶん一般には、これが一番早い入手法です。この契約をしていない場合は、ボリュームライセンス契約者(たぶん大規模な企業がほとんど)向けに2006/11/末、店頭発売開始が2007/1/30というスケジュールとなります。
でもって、各スイート(セット商品)のラインナップと内容も、2007 Microsoft Office system スイート で公開されています。
このへんメディアでも同時期の報道にずれがあったり英語と日本語でアナウンス内容が違ったりとちょいと混乱していたんですが、もう実際に製造工程に入っちゃってる時期での日本マイクロソフトからの公式アナウンスなので、まぁこれでひとまず決まりなのではないかと。
個人的にはやっぱVisioは単品売りオンリーなのねとか寂しい気持ちもあるんですが、逆にVisualStudioの上位エディションには入っていたりするので、まぁかなり開発ツールよりの製品だしなーという感じです。
あと、FrontPageがSharePoint Designer(ビジネスオートメーション向け)とExpression Web Designer(ダイナミックWebサイト向け)という2種類の製品に役割を引き継がれて発展的廃版となったのが目新しいところで。
単なるデスクトップツールや文房具ソフトなのではなく、社内/社間での情報系システムのインフラにできますよ、インターネット経由で広く情報をやり取りできるようになりますよ、ってのが今回のバージョンアップの大目玉なわけですね。
だからこそOfficeではなく Office System となり、新しくGrooveが提供され、VBA後継と言われるVSTAがいち早くInfoPathに搭載されてきたわけですね。
各種情報系サーバは今までもOfficeのラインナップとして提供されてきていましたが、正直「なんでサーバがOffice?」感はあったんですよ。
今回のバージョンアップで明確に方向付けがされて、なんか私としてはようやくすんなり納得できたような気がします。
「自分は単に文書作れればいいだけなのよ」って方にも、今回のOfficeはメリットがあって。マイクロソフトのWebサイトと絶妙に連動するんですよ。
今までヘルプが何かってゅうとWeb側のデータを引っ張ってくるので時間がかかって煩わしい、程度の連動しかしていなかったんですけど、どうも今回のOfficeページを見ているとかなり本気っぽそうです。学習/調査用のコンテンツとか四季折々のテンプレートとか、かなり使えそうな感じで。
Webサイトとの連動を利用することでどんどんお得になっていく、高い金払った分の元を取り続けられる感はスゴいです。
これのスゴさは、実はお得なところにあるのではなく、お得さにつられて使っていくうちにOfficeを使ってネットワーク経由で情報をやり取りすることに抵抗がなくなっていく、いゃむしろ当たり前じゃん?的なセンスを普及啓蒙させることができるのではないか、という点にあります。
そんなセンスが一般に広まっちゃったら、もーWebアプリもWinアプリもOfficeSystemも全部ひっくるめて構築したいモノについてのシームレスな発想をふつーに語れるようになっちゃうじゃないですか。技術屋としてはすんごい楽しそうでわくわくしちゃうじゃないですか。
だからマイクロソフト社は今後「アプリケーション」ではなく「サービス」を作っていくのだ、という言い方になっているわけですね。確かにもうアプリケーションという概念ではなくなっていくよなぁ。
とはいうものの、ひとつひとつの要素技術はそんなに華やかなものでも上っ面なものでもありませんし。便利なツールやインフラで構築が楽になった代わりにデキることもデキないことも増えていくわけで、相変わらず地道にコツコツ経験積んでいくしかないわけですよ、作り手としては。
つことで、本サイトではやっぱりExcelのVBAがどうよとかXMLがどうよとか、そんな感じで重箱の隅をつついていこうと思います。
今回はなんだかずいぶんとつつきがいのある重箱の隅なんですけれども。
